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七夕!!!
2021-07-02
SukuSuku English Preschoolでは、子どもたちに日本の文化や伝統を学ぶ機会も作っています。
7月の伝統行事と言えば・・・七夕です!
七夕のお話は、中国古代の民間伝承がもとになっていて、
織姫と彦星は中国風だと織女(しょくじょ)、牽牛(けんぎゅう)と呼ばれています。(※ちなみに・・・韓国やベトナムにも七夕があります。)
七夕は、天帝(神様)の娘で機織りが上手な働き者の織女と、同じく働き者で牛飼いの牽牛の物語です。天帝がこの二人を引き合わせると二人はひと目で恋に落ち、結婚しました。ところが、結婚すると遊んでばかりで働かなくなるという結果に。怒った天帝は二人を天の川の両岸に引き離しましたが、織女が泣いて悲しんだため、年に1度、七夕の夜にだけ会うことを許すようになりました・・・。
折り紙で作る七夕飾りにはいくつかの種類があり、『七つ飾り』と呼ばれます。それぞれには意味があり、一例ではありますが、
●網飾り→漁業の網から生まれた飾りで、大漁を祈願します。
●巾着→金運の上昇や、貯蓄を願って飾ります。
色とりどりの短冊や、いろんな形の飾りを笹竹に吊す七夕飾り。昔は高ければ高いほど星に願いが届くと考えられ、屋根の上まで高くかかげていたようです。
そして七夕と言えば願い事です。
『五色の短冊』に願い事を書いて飾りますが、五色とは赤➨火(炎)、紫➨水、青➨木(植物)、白➨金(鉱物)、黄➨土(大地)のことで、万物のすべてを構成すると考えられた5つの元素にそれぞれの色を当てはめたものです。
また、伝統的な七夕の食べ物の一つが索餅(さくべい)。小麦粉や餅粉をひねって揚げたお菓子で、唐の時代に日本に伝わりました。今でも奈良県では『麦縄』と呼ばれ、親しまれています。
そして、索餅がだんだんと進化していったものがそうめんです。宮城県仙台市では今も、400年の伝統を持つ『仙台七夕祭り』が行われていて、そうめんが定番です。
各クラスでは、先生たちがこのような七夕の物語や由来など人形劇で子どもたちに分かり易く伝えます。
Seedlingsの子どもたちにとっては初めてのイベント。
先生の人形劇を見た後は、お家で書いてきた願い事をおともだちの前でShow&Tell。しっかり笹の葉に結びました!
Vines/Blossomsの子どもたちにとっては恒例の七夕イベントですが、子どもたちみんな先生たちの七夕人形劇にすっかり入り込み、聞き入っていました。
その後は、七夕ゲームで盛り上がりました!
紙コップをそれぞれ織姫と彦星に見立て、2人が無事に天の川で出会えるかどうか、紙コップをスライドさせるゲームなのですが、シンプルなルールなのにやってみると案外難しく、子どもたちも力を入れたり抜いたり、色々と工夫してゲームを楽しんでいました!
Vinesの子どもたちは、カラーペーパーを使ってカラフルな七夕飾りを作成したものに短冊をつけ、願いを込めて笹の葉に結びました。Blossomsの子どもたちは、天の川や織姫・彦星を作成した自分だけのオリジナル七夕ボードに願いを込めました。
新型コロナの影響で行ける場所も限られ、会いたい人にも会えない状況が続いていますが、全ての子どもたちの願いが叶うことを願うばかりです。
もちろんこの日のランチは、お味噌汁の代わりに七夕そうめん汁!七夕一色のSukuSuku English Preschoolでした!
