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スタッフブログ

ことばのちから~乳児期に言語力を育てることの大切さ~

2019-07-22
お天気がなかなかスッキリしない毎日が続いていますね。
さんさんと輝く太陽、暑い夏のにおいを待ちわびる日々のなかでも、子ども達は毎日学びを深め、様々な経験を積んでいます♪
 
さてここで疑問。
学ぶのは、子どもたちだけ??
いえいえ、そんなことはありません!
 
先生も、もちろん日々勉強しています!
当園では、職員の講習会、研修会を多く開催し、保育技術等の向上に努めています。
 
当園の顧問の先生である、名古屋学芸大学の大島光代先生による職員講習会が先日ありましたので、今日はその内容をお伝えしますえんぴつ
 
小学校の教員から、聴覚障害児教育を経て、大学教員をされている先生の経験談をもとに、乳幼児期に言語力を育てることがいかに大切かを教えていただきました。
 
第二言語習得だけではない、言葉の力のお話です。
 
ことばをまだ話さない新生児でさえ、人の会話と、ただの音声が聞き分けられ、授乳時は特に、口の筋肉と脳が最高に活性化してい、母親の声掛けにより、その言葉の感性が一生深く微細に脳裏に書き込まれるそうです。
 
こうして、乳幼児の脳は、関わられることで発達していくということを改めて教えていただきました。
 
プリスクールでは、英語を日々学んでいますが、私達の母語である日本語は、様々なことばの表現があります。
 
先生がお話してくれた、ある親子の会話の一例をご紹介します。
 
子:「ママ、あそこに木がたくさんあるよ。」
母:「木がたくさんあるところは、森だね。でもあれは竹だね。竹が沢山あるところは竹林っていうんだよ。」
子:「竹に葉っぱがたくさんついているね」
母:「竹についた葉っぱは、笹の葉っていうんだよ。笹の葉が風でゆれると、サラサラと音がするんだよ」
 
竹、木、葉っぱ、笹の葉、森、竹林…。
この短い会話の中でも、いろいろな種類の植物に関する言葉がでてきます。
日本語ってとても表現豊かですよね。
だからこそ、私達大人は、沢山の言葉を子どもたちに教えていかなくてはいけません。
 
母語の獲得におけるおはなしだと思われる方もいらっしゃると思いますが、それだけでは実はありません。
言語力を育むことは、母語にも第二言語獲得にも通じます。
 
5時間英語に浸っているプリスクールの子どもたちも、言葉の敏感期である今の時期を逃さず、おうちでは是非、日本語で家族の方と感情のこもった会話のやり取りや、絵本の読み聞かせを沢山していただけたら、と思います。
 
 
 
 
第二言語の習得だけでなく、母語も大切にする。
 
ことばの力を育て、豊かな表現力を身につけさせる。
 
 
 
よりグローバルな社会になるこれからの未来を生き抜く子どもたちにとって、単に英語が話せるようになる、というのではなく、基盤となる豊かな言葉のちからを育んでいってあげたいと思う、とても有意義な講習会になりました。
 
講習会で学んだ知識を生かし、より良いスクールになるよう、スタッフ一丸となってさらに頑張っていきます!
株式会社あんじゅ
SukuSuku English Preschool 浦里
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