早期英語教育の重要性
グローバル社会と呼ばれる昨今、英語を話せる人材が貴重であった時代は終わりつつあり、英語が話せて当たり前だという時代が近づいています。近年では英語教育を導入する小学校も増えましたが、小学校に入ってからでは遅いという意見も増加しつつあります。
英語教育において特に効果的なのは、言語の習得に一番良い時期とされている2歳から5歳の小学校就学前から「英語が身近にある生活」をさせ、英語をコミュニケーションの手段として身に付けさせることです。
そこで今回は、早期英語教育とイマージョン教育の大切さとメリットについて解説をいたします。
早期英語教育とは
早期英語教育とは、一般的に「中学入学前に行う英語教育」だといわれています。つまり、小学校で導入されている英語教育も早期英語教育に該当します。
早期英語教育が始まった要因として、中学校からの英語教育では受験対策のための勉学になってしまい、コミュニケーションとしての英語力が身に付かない傾向にあるという点が挙げられます。
しかし、前述の通り、現在では小学校で英語教育をしても遅いという見解が広まりつつあります。英語教育は、母語を覚え始めてたどたどしいながらも会話を始める、2歳から5歳の時期が特に言語を覚えるにあたって良い時期だと考えられるようになりました。
今回は、早期英語教育の中でも2歳から5歳にフォーカスした早期英語教育について言及します。
早期英語教育のメリット
早期英語教育を行う施設としては、既に東京や大阪、名古屋などの都市部を中心にプリスクールや英会話教室が開校されていますが、それでもまだ早期英語教育の重要性は十分に理解されておりません。
そこで、早期英語教育にはどのようなメリットがあるのかを詳しく解説していきます。
1.何でも吸収しやすい時期なので英語も身に付きやすい
2歳から5歳という年齢は、ちょうどお母さんや周りの人の話す声を聞き、その言葉を真似ようと口を動かす時期です。例えるならスポンジのように何でも脳に吸収しやすい年齢であるといわれています。
その理由は、幼児期は一番脳細胞が活発に形成され、増加していく時期だからです。逆に、歳を取るにつれて脳細胞はどんどん減少してしまいます。
つまり、2歳から5歳の間は学習能力が非常に高い時期でもあるので、最初は何をいっているかわからない英語も吸収することができ、英語学習において高い学習効果をもたらすと考えられています。
2.ネイティブに近い発音を習得できる可能性が高い
日本語の音を綿密に聞き取り覚えることができる、2歳から5歳の間は耳からの情報を吸収しやすい時期でもあります。
英語は日本人が使わない音やリズムを頻繁に使う言語であり、ある程度年齢を重ねた段階でネイティブ並みの発音を手に入れようとすると、なかなか聞き取れないだけでなくリズムに慣れることにも苦労してしまいます。
一方で2歳から5歳の間は耳が非常に良いので英語の音を聞き分け、ネイティブに近い発音を手に入れる可能性が非常に高いといわれています。日本語訛りの英語はネイティブにとって聞き取りにくい英語なので、将来のコミュニケーションの道具にするならネイティブに近い発音へ育てるに越したことはありません。
3.勉強という意識がなく、日本語を覚えるような感覚で英語を身に付けられる
小・中学校に入ってからの英語教育の最大のネックは、勉学として英語を学習してしまうことです。英語が義務教育となり、高校受験や大学受験でも必須科目になっていることで勉強せざるを得ない状況になっているのですが、あくまで筆記試験上で有効な英語を学ぶということになります。
そのため、話すなどよりも読み書きの学習に偏ってしまい、コミュニケーションとして英語を使うことができません。中学から高校まで6年間も英語を学んでいる日本人の多くが英語を話せない原因は、この学習方法にあります。
一方で、2歳から5歳の年齢では、まだ英語を勉強として捉えることなく柔軟に対応ができます。勉強と考えずあくまで日本語のようにコミュニケーションを取るために覚えようとするので、コミュニケーションとしての英語が身に付きやすくなります。
早期英語教育で高い英語力を実現しているオランダ
実際に早期英語教育に国を挙げて取り組んでいるオランダでは、小学生の段階でほとんどの子どもたちがオランダ語と英語を流暢に使い分けるそうです。彼らは英語で話しつつ、時折オランダ語を使い小学生にして立派なバイリンガルとなっています。
早期英語教育に対しては、「日本語と英語が混ざって混乱するのでは?どちらも中途半端になるのでは?」という反論がよく取り上げられます。 そのため、早期英語教育に対して一抹の不安を感じている方も多いのではないでしょうか?
しかし、オランダでは小さいころから英語に親しんでいる子が非常に多く、「早期英語教育をしたためにオランダ語の言語能力が低下した」というデータも報じられていません。
現に、オランダでは小学生の段階で立派に2つの言語を使いこなしている子がたくさんいるので、「子どもたちに早期英語教育を行うと、日本語が不自由になるのでは?」という不安は杞憂だと思われます。
早期英語教育の中でも効果的な、イマージョン教育とは何か?
イマージョン=immersionは「浸かる」という意味を持っており、イマージョン教育はその名の通り英語環境に子どもたちをどっぷりと浸からせる教育です。
元々カナダにおいて公用語であるフランス語を習得させるために、「国語以外の授業をすべてフランス語で学ばせる」教育を行ったことがイマージョン教育の始まりだといわれています。
それでは、イマージョン教育は何が優れているのでしょうか?
そのメリットを具体的に解説していきます。
言語を他の科目を学ぶための「手段」として覚えられる
子どもが日本語を覚えようとするのは、他者(家族)の話を聞き、自分の話を聞いてもらうなどコミュニケーションを取るためです。
イマージョン教育では園内での日常会話をすべて英語で行い、歌やダンス、かけっこなどのレクリエーションの場面でも英語を使います。そのため、すべてのコミュニケーションは英語が基本となります。
子どもがコミュニケーションの手段として母国語を覚えようとする姿勢とそっくりですよね。
このように、英語100%のイマージョン教育の環境下では、ネイティブの英語講師や子ども同士でコミュニケーションを取るという明確な動機が作られるので、より英語習得が効果的に行われると考えられています。
幼いころから他文化に触れることで、コミュニケーションを円滑にできる人間になる
イマージョン教育では基本的にその言語のネイティブ講師によって授業が行われます。つまり、幼児期の段階で日本とは異なる文化を持つ外国の人たちと、コミュニケーションを取る機会が与えられます。
早い段階から他文化に触れて育つことができるため、現代のグローバル社会に必要な「それぞれの生まれた国や文化に対して、寛容であり理解できる人」を育てることもできます。
また、外国の人との交流が円滑にできるだけでなく、日本人同士でも多様性を認め、誰とでも円滑なコミュニケーションを取ることができる人になる可能性も高く、将来社会に出た時に役に立つスキルを今から養成できます。
名古屋市緑区のプリスクール「SukuSuku English Preschool 浦里」では、イマージョン教育で早期英語教育を実施しています
イマージョン教育を実施している名古屋市緑区のプリスクール、「SukuSuku English Preschool 浦里」では、2歳~5歳までの最も吸収力が高い時期をネイティブの英語講師といっしょに生活します。
園内では日常会話のすべてを英語で行うので、勉強科目としてではなくコミュニケーションツールとしての英語が身に付きます。
さらに、「SukuSuku English Preschool 浦里」では英語教育だけでなく、園内で調理したあたたかい給食・おやつなどを通して食育や、広い園庭を活かした運動にも力を入れており、お子様の心身の健やかな発達に貢献します。
当園にご興味のある保護者様は、以下の電話番号やメールフォームから、ぜひ見学・オープンスクールへお気軽にお申込みください。
TEL.052-623-6780
受付時間:10:00~17:00(平日のみ)